Tポイントカードを店員に不正利用されすぐ警察に相談!逮捕は?

雑記

ファミリマートで、中国人店員にTポイントカードを悪用された時の話です。

この話は事実です。同じような被害者が出ないために、そして不正利用した犯人は今後どんな思いをして過ごしていかなくてはならないのか、被害者という立場から記事にすることを決めました。

今ではコンビニでポイントカードの提示をすることが当たり前なくらい多くなりました。

今回紹介するポイントカード不正利用は、Tポイントカードを提示したまま返却されなかったことを忘れ帰宅した後に起こったことです。その後どのように対処し、どのような対応がされるのか気になりますね。

警察にすぐ相談したのはいいけど、その後の動きはどうなるのか?逮捕はあるのでしょうか?

  • 失ったTポイント数はどれくらいあったのか
  • 気づいた後、どのように動いたのか
  • 警察に相談した結果
  • すぐ逮捕してくれるの?

同じ被害に遭わないことを願います。もし、不正利用に遭ってしまった方に少しでも役に立てる記事になればと思います。

ポイントカードの不正利用は立派な犯罪で窃盗罪に当たります。犯罪は生涯背負っても背負い切れるものでもないくらい、思いもであると私は思っています。

長くなりますが、今回私自身にポイントカードの不正利用に遭った時のことをご紹介していきます。

不正利用が発覚するまでの経緯

ファミリマート(以下コンビニF)で買い物をした際、Tポイントカードを提示しました。Tポイントカードを置き忘れて退店してたことに気づかずにいました。

翌日に別のコンビニFで買い物をしようと財布を見たときに、カードの紛失に気づきます。そして、それが不正利用だと分かった時のことをまとめました。

5月31日(金) 22時30分過ぎ コンビニFにて買い物。Tポイントカードを店員Fに預ける。
現金の買い物だったため、お釣りを受け取る。カードは返却されない。
カード返却されなかったことに気づかずに退店。
6月1日(土) 17時頃 コンビニBにて買い物。Tポイントカードがないことに気づく。
家に一旦帰宅し探すも見つからない。
17時15分 コンビニFに電話。店員Yにカードの所在を確認。
店員
Y
「カードはあるよ!あるよ!送ってあげる?」と中東系店員Y(女)に言われ、安心する。
「カードは大事なので、保管しておいてください」と伝え、受け取り時まで保管をすることをお願いする。
17時25分 クレジット会社に電話連絡し、お金の不正利用されてないことを確認しクレジット機能は停止する。
※コンビニFにTポイントカードがあることを確認できたため、Tポイントの不正利用はないだろうと思った。
6月8日(土) 11時39分 コンビニFに電話。本日、カードを取りに行くことを店員Zに伝える。
店員
Z
「預かっているカードはない。調べてみる」とのこと。
店員
Z
12時05分 「やはり預かっているカーではなく、引き継ぎも受けてない」と報告がある。
※TポイントカードがコンビニFにないことが分かり、初めて紛失していたことが判明する。
6月8日(土) 12時26分 Tポイントカード会社にポイント照会を行う。
ポイント残高6000ptが46ptになっていることが判明する。
Tポイントカード会社にカードの利用停止を伝える。
※ポイントカードの不正利用が判明する。

ここで問題点があり、コンビニFで保管しておくと伝えられたTポイントカードは、実は保管していなかったのです。

カードを置き忘れたと気付いた翌日に店員Yとのやり取りではきちんと保管されてるとの説明を受けました。しかし、この店員Yは、カードが確実にあることを確認せずに「カードがある」と私に伝えたのです。

ここで、お店側の対応の問題が上がります。なかったものをあるものとしてしまったからです。お店側が非常に不利な立場になったかと思います。

後に私がお店にポイント全額返却を求めたことへ承諾したのも、店員による対応の問題があったからだと思います。

失ったポイント数は6000ptだと分かった

まず、カードが一人歩きすることはありません。

直ちにカードがどこにもないことが分かった私は、Tポイントカード会社のサポートセンターに電話しました。そして、ポイント利用履歴の照会を行いました。

【Tカードサポートセンターはこちらから(10:00~21:00)】
TEL:0570-029-294

ポイント紹介を行っていくと、驚くことに聞きなれないコンビニでポイントが使われていたことが分かったのです。所持していたポイントは6000ptありましたが、残高が46ptまでになっていたことがこの時に分かったのです。

ポイント照会する上で証拠になるもの

このポイント照会が後の証拠につながります。以下の2点が大きな証拠となります。

  • どこのお店で使ったか
  • 何ポイント使ったか

これで、該当コンビニが特定できました。

しかし、該当コンビニで防犯カメラのチェックができるかは、期間が空きすぎてしまうとデータが残らなくなってしまいます。そのため、早期発見・早期対応が必要です。

私の場合は、期間が1週間も空いてなかったこともあり、幸いにお店の防犯カメラに証拠が残っていました。これが後に犯人特定につながりました。

1ポイントが1円ではないこと

ポイントは、基本的には100円で1ptが付与されるので、単純に計算しても被害額は60万円ということになります。失ったポイントを約11ヶ月かけて、地道にコツコツ貯めてきました。このポイントカードからANAのマイルに交換することを目標にしていたからです。

ANAのマイルにすると1pt=1円の価値ではなくなるからです。1マイル2円〜数十円の価値に変えようとした矢先の出来事だったので、とてもショックでした。

それなのに・・・このポイントはものの3日で消えてなくなってしまったのです。許せない気持ちで怒りが爆発しました。

不正利用発覚後はすぐに警察に相談!

不正利用が分かった時点で近所の警察署Aに連絡しました。警察Aからは遺失物扱いになると言われ、受付の電話で担当刑事など、捜査に当たってくれるような話になりませんでした。

不信感が拭えなかったため、とにかく捜査してほしい!と思い、ポイントカードが不正利用後されたコンビニFの近くの警察Bに相談を決めました。この警察署Bでは、刑事まで電話を繋げてくれました。

そして、この後犯人特定まで動いてくれることになったのです。

コンビニFと警察とは電話でのやり取り後に犯人が特定する

コンビニFと警察とのやり取りはどのように進めていったのか、当日の記録を以下の表にまとめました。

6月8日(土) 12時47分 コンビニFに電話し、ポイント残高について説明。
電話を受けた店員などに確認を依頼し、店長に伝えるよう店員W に伝える。
店員Wから店長の出勤が22時からと言われ、店長に連絡を入れることを渋る様子があったので、ケースがケースなので、店長やSVに当たる人へ連絡を入れるようにと伝える。
13時22分 近隣の警察署Aへ電話。遺失物扱いになるとの説明。
店員
W
6月8日(土) 13時39分 店長とSVに伝ええたと報告がある。
店長が店に向かっているとの回答を受ける。
店長からの指示で店員Wが防犯カメラの確認を行っているとのこと。
6月1日(土)に店員Yが私にカードはあったと伝えたことの確認が取れる。
※この時点でクレジットカード会社にも連絡し、カード解約を伝える。
6月8日(土) 15時02分 警察署B へ連絡。刑事まで電話が繋がる。
上記の状況を説明。
「店長からの連絡を待ちましょう」と伝えられる。
17時54分 連絡すると言って折り返しがないため、コンビニAFに連絡。店長からの連絡はないかを確認。
店員
W
店長とは連絡が取れたが、お店に向かっていると言って来てないとのこと。
防犯カメラも時間がなくて、僅かしか確認できてないとのこと。
SVにも連絡が繋がっているとのこと。
どうして良いのか分からなくなっているとのこと。
初動対応の遅さに苛立ち、店長とSVの連絡先を控えさせてもらう。
私から何度も連絡があることをもう一度店長に電話するように伝え、連絡が取れたかどうかの連絡を必ずもらえることを約束する。
店員
W
18時49分 店長と連絡が取れたこと、お店に向かっていることを伝えられる。
19時42分 警察署Bの刑事に状況報告をする。
コンビニFからの連絡がないこと、ポイント利用の詳細をもう一度伝え、刑事さんからコンビニFに電話連絡を入れてもらう。
22時24分 コンビニFに連絡を入れ、ようやく店長と連絡がつく。
今の様子を聞く。
店長 防犯カメラのチェックの確認をしていて、捜査も終盤にあるため、30分後くらいに折り返すと伝えられる。
店長 23時12分 防犯カメラでの確認が取れ、犯人Xにカメラの様子を見せたところ、自分がやったと認めたとのこと。
非常に申し訳ないとのこと。
これから店長と犯人Xとで警察署へ出頭することを伝えられる。
刑事 6月9日(日) 0時04分 犯人Xの身柄を確保したことを伝えられる。
刑事 0時44分 犯人Xの犯行の様子を伝えられ、犯人Xは初めから犯行に及んだとのこと。
犯人Xは非常に反省していることも伝えられる。
犯人XはコンビニFに証拠を突き止められた時に自分の犯したことを認めたため、出頭にはならないことを伝える。
反省してるから許してあげてと言われてるようで警察の対応が嫌だった。
刑事 犯人Xが中国人で国籍が違うということもあり、

  • 捜査には少し時間が要すること
  • 家もあり、大学にも通っているとのことで、身柄がはっきりしている

以上のことから、強制捜査ではなく、任意捜査で進めて行くことを伝えられる。

刑事 1時38分 私の氏名、職業、住所、連絡先を控えられる。
店長 9時23分 昨日のことについて初動対応が遅くなってしまったことの謝罪を受ける。
実況見分時には、店側も協力すると伝えられる。

ポイントカードを置き忘れてきたコンビニF近くの警察署Bに相談しましたが、これが大正解でした。

  • 警察が捜査しやすい
  • 警察同士での引き継ぎがスムーズ

犯人Xは、私がカードを置き忘れたコンビニFの店員であったことが防犯カメラに映っていたのを特定でき、この警察署Bが近くにあったことで捜査がスムーズでした。

真夜中に犯人Xの身柄を確保したと刑事から連絡があったことは、感謝の思いでいっぱいになりました。

警察は中立の立場で話を進めてきた!?

その後、犯人Xの事情徴収が行われていました。

私の家と警察署Bは離れた場所にあったため、すぐに警察署へ行くことができません。夜中だったこともあり、捜査の内容を刑事から電話で報告を受けました。

刑事から以下の報告を受けました。

  • 犯人Xは犯行を認め、非常に反省している
  • まだ大学生で、それなりの大学に通っている

何か違うと思いませんか。

まだ大学生という身なんて関係ありませんし、自分のやったことの理解をできてるなんて思わなかったからです。刑事からは犯人Xと和解してほしいと求めて来ているのが伝わったので、逮捕できるならしてほしいと強く主張しました。

ここで、強制捜査ではなく任意捜査になったことがわかりました。

  • 犯人Xが中国人で国籍が違うということもあり、捜査には少し時間が要すること
  • 家もあり、大学にも通っているため逃亡の恐れはないということ

以上の理由から、その日の捜査は終了します。

被害届はまだ出さないで待ってほしいと言われる

その後、任意捜査が進み、犯人Xの家宅捜査やコンビニFでの防犯カメラのチェックが始まりました。

全ての証拠が揃い次第、被害届を出すのがスムーズにいく

そのような理由を刑事に言われ、被害届は出せずにいました。

こればかりは刑事に従いました。もちろん、怒りの感情は収まることはなく、話がなかなか進まないことへの憤り感が半端なかったのです。

今後の見通しへの不安もあったので以下のやりと刑事と行いました。

6月10日(月) 19時38分 状況確認のため担当刑事に連絡するも出勤しておらず。
6月11日(火) 11時55分 コンビニF本社お客様センターに今回の件を報告。
ポイントは返却されるかの確認も取る。
該当店の責任者より、電話を入れることを伝えられる。
12時12分 担当刑事に連絡。状況の確認。
今後の見通しを教えてもらう。
担当する刑事が盗犯捜査班になることを伝えられる。後日、電話連絡を入れるとのこと。
証拠が固まり次第、被害届を提出できることを伝えられる。
店長 12時58分 ポイントは全額戻すことを伝えられる。
そのためにはカードの新規発行が必要になるため、新規発行した後手元に届いたら連絡をくださいとのこと。
刑事 6月14日(金) 10時19分 盗犯捜査班の刑事より連絡が入り以下のことを伝えられる。

  • 今回の事件は、窃盗による刑事裁判に当たる。
    (犯人がポイントカードを盗んだ、ということだけが警察のできる対応になることを説明された。)
  • ポイントカード会社の約款の中にはポイントの返却はできないと記載されていること。
  • 犯人には警察を通してポイント返却を求めることはできないこと。
  • ポイント返却を求めるのであれば、民事裁判になるとのこと。その場合は、弁護士を通して行くなどの対応もあること。
犯人の犯行は許せるのもではないので、被害届を出し訴えたいこと。
ポイント返却に関しては、コンビニFと個別でやり取りをして進めて行くことを伝えた。

それから約2週間近く刑事の返事を待ちました。

警察は和解を勧めてきた

その後、刑事から連絡がありました。警察署Bに来てほしいとのことです。

そこでは、私からの事情徴収があり、そして犯人への処罰についての説明がありました。

  1. 犯人Xを訴えて被害届を出すと刑事訴訟になり、失ったポイントは返って来ない
  2. 今回犯人Xは初犯ということで前科がないため、刑がついても軽く済まされてしまう
  3. ポイントを全額戻したい場合は、弁護士を立てて民事訴訟を申し立てる必要がある。しかし、犯人にお金の返済能力があるのかどうかも関わる

もう少し、分かりやすく説明します。

  1. 犯人Xを訴えると、金銭の部分は戻ってこなくなるよ。
  2. 犯人Xは初犯であることに加えて前科もなく、身柄もきちんと確認の取れる人だから、裁判で訴えても刑はくる済まされてしまう。おまけに、⒈)で言ったように、訴えたらポイントは戻ってこなくなるよ。
    (※ポイントカード会社の約款の中にはポイントの返却はできないと記載されているので!)
  3. ポイント全額返却を求めるなら、警察を通してはできないよ。民事訴訟として、弁護士を立てて申し立ててね。その場合、全額戻せるかどうかは犯人Xに返済能力があるかどうかはわからないよ。

〈今回のケースのまとめ〉

刑事訴訟=警察 ➡️ 訴えることはできるが、金銭の返却はできなくなる。犯人Xへの処罰も比較的軽く終わる可能性がある。
民事訴訟=弁護士 ➡️ 全額戻せるかどうかは動いてみないと分からない。ただ、訴えられない。
私にこのように話を勧めて来たのは、犯人Xを訴えたら全額が戻せないくなり、かつ犯人Xへの処罰も軽い刑で終わってしまうので、私に何も残らなくなってしまうと心配してくれたからです。

和解してほいというコンビニ店長からの申し出もあり、ポイントは全額返却するとのことを伝えられました。そして、刑事からは、犯人Xを訴えることなく、お店と和解しポイントの全額返却をしてはどうかとのことで、和解を勧められました。

そうすれば、私の失ったポイントが全額戻せるよ、とのことです。

逮捕にならなかった

結論から言うと、強制捜査ではなく任意捜査になりました。

犯人Xが中国籍であることや、大学生であり、自宅にも住んでいることが分かり逃亡の恐れがないと判断されたためです。この任意捜査である以上その場での逮捕はできなくなります。

そして、犯人Xは初犯であり、処罰されても刑が軽くなり、逮捕には至らないケースであることを刑事は遠回しに伝えて来ました。

何よりも、私に何も残らなくなることを心配してくれていました。犯人Xを訴えても、私の失うものの方が大きくなるのではないかと。

 

この後、私自身とても悩みました。

 

犯人Xの処罰は望めない。

 

犯人Xは反省してるだなんて思えませんでした。故意にポイントを平気で使って、申し訳ないと言えること自体理解できません。

お店と和解しポイントが全額返却できたところで、犯人Xはまた同じ過ちを繰り返すと思いました。

何か犯人Xに残したい、と。だからある決断をしました。

心に罪を刻み続けさせることが答え

随分悩み、私が出した答えは、犯人Xの心に自分の犯した罪を刻ませることを選択しました。

それは、刑事訴訟を起こすことでもなく、ポイントを全額戻すことでもありません。

あんなに訴えて被害届を出したい!と言ってた私ですが、何もしないと言う選択を取りました。何もしないことが、相手の心には罪悪感が残り続けると思ったからです。

変な罪悪感は、一生心に刻まれます。もう二度と繰り返して欲しくない。

犯人Xが会って謝りたいと言って来ましたが、全て拒否しました。

 

訴えられなければ、また同じことを繰り返せる

 

もし、それは違います。

 

どこかに罪悪感が残り続ける苦痛の方がはるかに辛いことはないと思うからです。

物事に白黒をつけるための手段として和解という選択は有りですが、白黒をつけられないほどのことでありますから。

和解を求めて来た補足とまとめ

最後に今回のポイントカード不正利用の補足説明をします
  • コンビニ店員によるお客のポイントカード不正利用は立派な犯罪で窃盗罪に当たる。状況によっては逮捕もあり得る。
  • 今回のケースは警察盗犯捜査班の刑事が動いて捜査してくれた。私にとってのメリットはないため、和解を求めて来て、ポイントの全額返却を提案してきた。
  • 本来失ったポイントの全額返却はできない。これはポイントカード会社の約款にきちんと書いてある。
  • 今回はコンビニF側が非常に反省していたため、コンビニFがポイントの全額返却をすると話が出たが、本来であれば不可能なこと。
ポイントカード不正利用は立派な犯罪になります。
警察署への訴えも諦めずに行うことで、刑事も動いてくれました。
残念ながら、逮捕には至りませんでしたが、犯人には一生の罪を感じて生きていってほしいです。
どうか、同じような被害増えないことを願います。

 

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