東京オリンピック男子400mリレー(4×100m)のメダルの可能性は?日本人チームは金メダルを獲れるのか!?

東京五輪2020
引用元:https://www.jaaf.or.jp/

東京2020オリンピックでの注目種目の一つに、陸上競技の男子400mリレー(4×100m)があります。実はリオオリンピックでは銀メダルを獲得した種目です。

今季に入ってからは100m選手の成長が著しく、100mを9秒台で走れる選手が3名も出てきました。それが桐生義秀選手とサニブラウン・アブデル・ハキーム選手、そして小池祐貴選手です。日本記録は6月にサニブラウン選手が出した9秒97で、桐生選手、小池選手も9秒98という記録をもちます。

リオオリンピック時は日本人は誰一人として9秒台で走れる選手はいませんでした。しかし、オリンピックで表彰台に上がるチームは100mを9秒台で走れる選手がいることが大半です。それでも世界で銀メダルに輝いた日本人チーム。

なぜメダルを獲得できたチームなのか。
実は、他国に負けないある強さが日本にはあることで有名です。

そして、地元開催の東京オリンピックでは、念願の金メダルを獲れる可能性はあるのか。

今回はそれらについて見て行きましょう。

チーム日本の強さとは何か

陸上競技の中でも会場を賑わせるのがこの400mリレーです。各国の選ばれし4名が100mずつ走りバトンで繋ぎます。日本人チームは3年前のリオオリンピックで、過去最高順位の2位に輝くことができました。当時の4人の100mの自己ベストは全員が10秒台。誰一人として、9秒台の選手はいませんでした。

リオ五輪での4人の合計タイムはファイナリストの中で6位!?

リオ五輪での日本人チームの100mの自己ベストは全員が10秒台。9秒台の選手がいないということは、4人の合計タイムは必然的に遅くなります。以下の表をご覧ください。

リオ五輪決勝時 各国別タイム表
国名 選手名 100m自己ベスト 合計タイム リオ五輪決勝記録
ジャマイカ アサファ・パウエル 9.72 38.89 37.27
 ヨハン・ブレーク 9.69
 ニケル・アシュミード 9.90
 ウサイン・ボルト 9.58
日本   山縣亮太 10.05  40.38  37.60 
   飯塚翔太 10.22   
   桐生祥秀 10.01   
ケンブリッジ飛鳥 10.1
カナダ  アキーム・ヘインズ 10.15 40.36 37.64
 アーロン・ブラウン 9.96
 ブレンドン・ロドニー 10.28
アンドレ・デグラッセ 9.97
中国  湯星強 10.30 40.37 37.90
 謝震業 10.08
 蘇炳添 9.99
 張培萌 10.00
イギリス  リチャード・キルティ 10.01 40.17 37.98
 ハリー・アイキネス=アリエティ 10.08
 ジェームズ・エリントン 10.11
 アダム・ジェミリ 9.97
ブラジル  リカルド・デ・ソウザ 10.21 40.76 38.41
 ビトル・ウーゴ・ドス・サントス 10.11
 ブルーノ・デバロス 10.16
 ジョージ・ヴィデス 10.28
アメリカ  マイク・ロジャース 9.85 39.12 37.62 (失格)
 ジャスティン・ガトリン 9.74
 タイソン・ゲイ 9.69
 トレイボン・ブロメル 9.84

リオ五輪での日本の100m自己ベストの合計タイムは、ファイナリスト順位で6位でしたが、決勝では2位に輝いています。そして9秒台は一人もいないのです。不思議ですね。何が強さなのか気になりませんか?

チーム日本の強さはバトンパスにある

日本のあるところが世界一と言われることがあります。日本のリレーでのバトンパスに注目してみてください。周りと違うところが一つだけあります。それはどこでしょうか?

引用元:https://mainichi.jp/sportsspecial/ 【リオ五輪時の日本のアンダーハンドパス(中央)】

バトンを受け取る時、日本人選手だけ手が下にあるのが分かるでしょうか?

このバトンパスは、アンダーハンドパスというものです。日本のパス回しは世界一と呼ばれるほどです。ただ、このアンダーハンドパスは、失敗するリスクも高く、世界で取り入れる国は少ないというのが現状です。

では、このアンダーハンドパスをなぜ取り入れるのか?

それは、パスを受け取る側が疾走フォームを崩すことなく加速でき、パスを受け渡す側もスピードを落とすことなく次走者に繋げるというメリットがあるからです。このバトンパスを取り入れてから、日本は世界でも決勝に残ることができるようになったのです。

このアンダーハンドパスが功を奏して、リオ五輪では準優勝という成績に繋がりました。リスクを負ってでもアンダーハンドパスで攻める日本。これからのチーム日本のパスにも注目です!

メンバーの起用次第で金メダルもあり得る!?

100mの個人タイムも上がってきた日本!東京オリンピックが楽しみ!と思う人が増えていきますよね。

実は、男子400mリレー(4×100m)で東京オリンピックに出場するには、10月に行われるドーハ2019 世界陸上競技選手権大会(以下ドーハ世界陸上)にて上位8位以内に入賞する条件があります。

そのドーハ世界陸上に参加するためには、5月に行われた世界リレー横浜2019にて上位10位に入ることが必須条件でした。しかし、その世界リレー横浜2019でまさかのバトンパスミスをしてしまい、予選失格となりました。 (世界リレー横浜2019の結果はこちらから)

ドーハ世界陸上への参加資格がなくなった!?

なんと、ドーハ世界陸上への参加資格がなくなってしまった日本はまさかの大ピンチ!ということは、東京オリンピックへの参加もなくなってしまうのかどうなるのか、そわそわしてしまいますよね。

まず、ドーハ世界陸上への参加資格ですが、世界ランキング6位以内になることができれば、参加資格は与えられるのです。ということは、世界大会に参加し、今季世界ランキング6位に食い込むことができれば、ドーハ世界陸上へ参加することができるということです。

ピンチはチャンス!今季世界ランキング2位に浮上!

東京オリンピックへつなぐために、何としてでもドーハ世界陸上への参加資格は必須!その参加資格を得るために、チーム日本は7月21日にロンドンで行われたダイヤモンドリーグ参加しました。そこで、今季世界2位をマークし、見事ドーハ世界陸上への切符を手に入れることができたのです!

引用元:https://www.tokyo-np.co.jp/

ベストメンバーでの出場ではなかったダイヤモンドリーグでしたが、見事なバトンパスで日本歴代3位(37秒78)を記録することができました。この大会では100mの自己ベストが9秒台の選手を2名起用しました。日本記録をもつサニブラウン選手、日本ランキング4位の記録をもつ山縣亮太選手は不調のため欠場しましたが、その中でもしっかりと記録を残せるチームになってきているということですね。

東京オリンピックへ向けてサニブラウン選手を起用する!?

ドーハ世界陸上では、東京オリンピックでの金メダル獲得を見据えて、日本記録をもつサニブラウン選手を4走に起用するのではないかと、土江寛裕五輪強化コーチが取材に応じていました

★取材記事を詳しく知りたい方は以下のリンクをクリック★
(取材記事はこちらから)

サニブラウン選手の練習拠点はアメリカであるため、チーム日本との練習がなかなか積めません。そのため、パスのミスを防ぐためにもバトンパスが一回だけで済み、サニブラウン選手が得意とする直線を走る4走に置くのではないでしょうか。

東京オリンピックでもチーム日本のベストメンバーを起用するかもしれませんね。現時点で100mを9秒で走れるサニブラウン選手、桐生選手、小池選手と、10秒00の記録をもつ山縣選手4名がベストメンバーとして出場となれば、東京オリンピックでの金メダルが見えてきますね。

今後の日本人チームからも目が離せません!

まとめ

  • リオ五輪での日本の100m自己ベストの合計タイムは、ファイナリスト順位で6位だったが、決勝では2位に輝いた
  • 日本のパス回しは世界一と呼ばれるアンダーハンドパスを取り入れている
  • アンダーハンドパスにはパスを受け取る側が疾走フォームを崩すことなく加速でき、パスを受け渡す側もスピードを落とすことなく次走者に繋げるというメリットがある
  • ピンチはチャンス!5月は予選失格する走りから、7月に今季世界ランク2位の好走を見せた
  • ドーハ世界陸上ではサニブラウン選手を4走に起用するらしい
  • 東京オリンピックへ向けては、サニブラウン選手、桐生選手、小池選手、山縣選手のベストメンバーでバトンをつなげば金メダルが見えてくる!

100mのベスト記録更新が増えてきた日本人選手達。リオオリンピックから大きな成長を見せています。10月に行われるドーハ世界陸上ではどの選手を起用し、どんな走りをしてくれるのか楽しみですね!

東京オリンピックで男子400mリレーという種目において、過去最高順位である1位を獲得し、日本人チームとして金メダルを獲得してしまうかもしれません。日本の可能性を信じて、応援していきたいです。

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