陸上競技が最も盛り上がる種目と言えば400mリレー。400mリレーの決勝は各国の代表が集結し、世界の頂点を決める競技です。2020年の東京オリンピックではどの国が決勝という舞台へ進むことができるのでしょうか。陸上競技男子男子400mリレーの決勝時間や場所も気になります。
過去大会の陸上男子400mリレーの決勝タイムの結果から、日本チームはオリンピックでメダルをとる可能性はあるのでしょうか?また、気になるメンバーは誰に!?
陸上競技の中でも最も盛り上がる男子400mリレー決勝の速報は、競技終了次第追記していきますので、最後までお楽しみに!
それでは今回の記事を見ていきましょう!
東京オリンピック陸上男子400mリレーの決勝時間や場所は?
- 決勝日:2020年8月7日(金)
- 決勝時間:20:00-22:55のどこかで行われます(※発表され次第、記事へ追記する)
- 会場:オリンピックスタジアム
(※2019年11月の段階で決勝時間の発表されていません。発表され次第、記事への追記をします。)
〈会場マップ〉最寄駅:JRの場合は信濃町駅と千駄ヶ谷駅から徒歩5分、地下鉄の場合は国立競技場駅(大江戸線)から徒歩1分。
オリンピック陸上男子400mリレーで決勝進出するための条件は?
オリンピックの陸上男子400mリレーの決勝に残るためには、基準が定められています。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/2016年リオデジャネイロオリンピックの陸上競技・男子4×100mリレー
予選が2組あり、各組の上位3チームは必ず決勝へ進むことができます。ただし、決勝は8チームで行われるので、プラス2チームを選ばなければなりません。この2チームというのは、各組上位3チーム(合計6チーム)(Q)を除いた全体でのタイムが速い上位2チーム(q)となります。
2016年リオオリンピック優勝タイムは?
では、前回大会である2016年リオオリンピック男子400mリレー決勝の記録はどれくらいだったのでしょうか。優勝チームのタイムは!?見ていきましょう。
【リオオリンピック】男子400mリレー決勝結果 | |||
順位 | メンバー | 国籍 | 記録 |
1 | アサファ・パウエル、ヨハン・ブレーク ニッケル・アシュミード、ウサイン・ボルト |
ジャマイカ | 37.27 |
2 | 山縣亮太、飯塚翔太 桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥 |
日本 | 37.60 |
3 | アキーム・ヘインズ、 アーロン・ブラウン ブレンドン・ロドニー、アンドレ・ドグラス |
カナダ | 37.64 |
4 | 湯星強、謝震業 蘇炳添、張培萌 |
中国 | 37.90 |
5 | リチャード・キルティ、ハリー・アイキネス=アリエティ ジェームズ・エリントン、アダム・ジェミリ |
イギリス | 37.98 |
6 | リカルド・デ・ソウザ、ビトル・ウーゴ・ドス・サントス ブルーノ・デ・バロス、ジョージ・ヴィデス |
ブラジル | 38.41 |
7 | キーストン・ブレドマン、ロンデル・ソリロ エマヌエル・カランダー、リチャード・トンプソン |
トリニダード・トバゴ | 失格 |
8 | マイク・ロジャース、ジャスティン・ガトリン タイソン・ゲイ、トレイボン・ブロメル |
アメリカ合衆国 | 失格 |
優勝は、ウサイン・ボルト選手率いるジャマイカが圧勝でした。タイムは37秒27で、ジャマイカのみ37秒前半で走っています。
また、ガトリン選手やタイソン・ゲイ選手率いるアメリカも注目されましたが、バトンパスのミスで規定距離でバトンの受け渡しができずテイクオーバーゾーンになってしまい失格となってしまいました。
日本は準優勝に輝くことができました。日本の強さは何と言ってもバトンパス!ミスがなく、かつアンダーハンドパスでトップスピードに乗ってバトンを渡せる日本は世界から見ても大きな武器を持っているのです。
関連記事:東京オリンピック男子400mリレー(4×100m)のメダルの可能性は?日本人チームは金メダルを獲れるのか!?
オリンピックの頂点に立つには37秒前半は必ず出ていることが条件ではないでしょうか。また、バトンパスのミスなく、トップスピードにのりバトンを繋いでいくことも陸上男子400mリレー決勝で勝ち残る条件でありそうです。
〈リオオリンピック陸上男子400mリレー決勝動画〉
侍ジャパンは第1走:山縣亮太選手、第2走:石塚翔太選手、第3走:桐生祥秀選手、第4走:ケンブリッジ飛鳥選手を起用しました。
スタートから順調な滑り出しを見せた日本は、第1走:山縣亮太選手、第2走:石塚翔太選手のバトンパスへ。二人の間隔が少しつまり気味になりましたが、スピードを落とすことなくエース第3走:桐生祥秀選手へ。桐生選手の見事な力強い走りで上位争いのまま第4走:ケンブリッジ飛鳥選手へ。
トップのジャマイカは圧巻の走りですが、メダル争いには日本とアメリカの姿が!ギリギリまでどちらが先にゴールするか分かりませんでしたが、日本は2位に!しかし、3位に入ったと思われたアメリカでしたが、まさかのバトンパス失敗で失格になってしまいました。
リオオリンピックの陸上男子400mリレーはジャマイカの37秒27が圧勝の記録ですが、日本のアンダーハンドバトンパスのスムーズさも目立っていましたね。東京オリンピックの決勝はどんな勝負になるのか、楽しみです!
2019年世界陸上優勝タイムは?
続いて、東京オリンピック内定を決めた2019年の世界選手権の男子400mリレー決勝。オリンピック前年の優勝タイムも見ていきましょう!
【2019年世界陸上】男子400mリレー決勝結果 | |||
順位 | メンバー | 国籍 | 記録 |
1 | クリスチャン・コールマン、ジャスティン・ガトリン マイク・ロジャース、ノア・ライルズ |
アメリカ | 37.10 |
2 | アダム・ジェミリ、ツァーネル・ヒューズ リチャード・キルティ、ネサニエル・ミッチェル=ブレーク |
イギリス | 37.36 |
3 | 多田修平、白石黄良々、 桐生祥秀、サニブラウン・アブデル・ハキーム |
日本 | 37.43 |
4 | ロドリゴ・ド・ナシメント、ヴィトール・ウーゴ・ドス・サントス デリック・シウバ、パウロ・アンドレ・デ・オリベイラ |
ブラジル | 37.72 |
5 | タンド・ドゥロドゥロ、サイモン・マガクウェ クラレンス・ムンヤイ、アカニ・シンビネ |
南アフリカ共和国 | 37.73 |
6 | 蘇炳添、許周政 呉智強、別舸 |
中国 | 38.07 |
7 | アモリ・ゴリタン、ジミー・ヴィコ、 メバ=ミカエル・ゼゼ、ムハマドゥ・ファル |
フランス | 途中棄権 |
8 | ヨリス・ファン・ゴール、タイミル・ブルネット ヘンスリー・パウリナ、チュランディ・マルティナ |
オランダ | 失格 |
優勝はアメリカで37秒10!リオ五輪優勝のジャマイカよりも更に速くなっていますね!バトンパスで不安の残るアメリカでしたが、判定の結果失格では無いと判断され、今季世界最高記録をマークしての圧勝です。
続いて、イギリス、日本の順でした。期待の日本チームは、第3位に輝きましたが、なんと日本新記録に加え、アジア新記録も記録したのです!
400mリレーのメンバーは補欠を加えると6名ですが、内3名が100mを9秒台で走る程日本は成長著しいチームでもあるのです。リオ五輪から3年経った日本チーム。記録も大幅に更新しているので、地元である東京オリンピックではさらなる記録が期待されています。
リオ五輪よりも更に速さが増した男子400mリレー。世界の頂点に立つには37秒台前半が必須条件になってきそうです。成長著しい日本チームも37秒前半を記録していますので、東京五輪では優勝を狙えるチームであるとも言えますね!
日本人の100m上位ランキング(2019年現在)
東京オリンピックへ向けて、男子400mリレーのメンバーに選ばれている選手の100mのタイムです。
2019年11月の時点で100mを9秒台で走れる日本人選手は3名います。(カッコ内はタイムを出した年)
- サニブラウン・アブデル・ハキーム選手 9秒97(2019年)
- 桐生祥秀選手 9秒98 (2017年)
- 小池祐貴選手 9秒98(2019年)
日本で100mを9秒台で走れる選手は3名います。2016年のリオ五輪時は1人も居なかったので、大きな成長です。続いて、10秒台の選手も多くいます。
- 山縣亮太選手 10秒00(2017年)
- 多田 修平選手 10秒07(2017年)
- 飯塚 翔太選手 10秒08(2017年)
- ケンブリッジ飛鳥選手 10秒08(2017年)
- 白石黄良々選手 10秒19(2019年)
2017年から10秒台頭で走る選手がぐっと増えてきました。その中でも、2019年世界陸上でも活躍した多田修平選手は安定した走りを見せています。2019年も活躍選手が増えていて、新たなる逸材の白石黄良々選手が急成長を遂げています。
2019年世界陸上では持ちタイムはスタメンの中で最も遅い10秒19ですが、得意の後半の伸びが生かせる第2奏者で走り、見事日本チームに貢献する走りを見せました。
関連記事:東京オリンピック陸上でのサニブラウンの走りに期待!メダル候補になる可能性はいかに!?
東京オリンピック陸上男子400mリレーメンバー予想
成長著しい日本チームだけにメンバー選定は悩ましいところです。スタメン4名と補欠2名を合わせた6名を予想してみます。
- 第1走:小池祐貴選手
- 第2走:飯塚翔太選手
- 第3走:桐生祥秀選手
- 第4走:サニブラウン・アブデル・ハキーム選手
- 補欠:多田 修平選手(第1走)白石黄良々選手(第2走)
今後、東京オリンピック直前で快走する選手があればメンバーの交代もありますが、リレーには息を合わせたバトンパスが肝になる種目でもあります。そのため、2019年の記録を元にリレーメンバーは構成されるのではないかと予想します。
今季、最も調子のよかったサニブラウン選手、リオオリンピックでも活躍した桐生選手は不動のメンバーになりそうです。この二人は東京オリンピックに向けたバトンパスの確認という意味で第3走、第4走を2019年の世界陸上で走ったのではないでしょうか。
日本チームの第1走の本命は小池選手で、小池選手に何かあればすぐに代走できる選手を多田選手年適用してきそうです。多田選手は2019年世界陸上決勝を走り、見事に日本新記録、アジア新記録に貢献することができました。いつでも代打になれるツワモノです。
日本チームの第2走はまだ不透明ですが、本命は飯塚選手を置きたいのではないでしょうか。200m選手でもあり、後半の伸びを生かせる飯塚選手ですが、2019年は肉離れなどの怪我で悩まされました。しかしシーズン終了間際の9月になって調子を取り戻してきたので、東京オリンピックでは走ってくれることに期待したいです。
何より、リオオリンピックの陸上男子400mリレーの銀メダル獲得時のメンバーなだけに、東京オリンピックでも飯塚選手、桐生選手とバトンパスを繋いで欲しいところです。万が一走れない場合は、2019年著しい成長を遂げた白石黄良々選手の代用が予想されます。
成長著しい日本チームなだけに、誰がメンバーに選ばれるのかに注目が集まりますね!
(※選考競技会で代表選手が決まり次第お伝えしていきます!)
東京オリンピック陸上男子400mリレー決勝【結果速報】
(※競技が終了次第、速報をお伝えします!)
日本新記録で優勝できるかに期待!
いかがでしたか。
陸上競技で最も盛り上がる競技の男子400mリレーだけに、世界各国からの注目も集まりそうです。決勝時間は2020年8月7日(金)の夜に行われることが分かりました。日本チームは成長著しい選手が多いだけに誰がメンバーに選ばれるのかも気になりますね!
世界一のバトンパスである、アンダーハンドパスで更なる記録更新が期待できます。地元東京で、日本新記録を叩き出して優勝できそうな勢いに乗った日本チーム。どんな走りを見せてくれるのでしょうか!
2020年東京オリンピックの陸上男子100mの結果速報までをお楽しみください!
(※選考競技会での代表選手やオリンピックの結果が出次第追記していきます。)
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