陸上競技の花形種目と言えば100m走。その中で最も注目を集めるのは、男子100mの決勝です。2020年の東京オリンピックでは誰が決勝という舞台へ進むことができるのでしょうか。陸上競技男子100mの決勝時間や場所も気になりますね!
また、過去のオリンピック3大会の陸上男子100mの決勝進出タイムの結果から見えた、オリンピックで決勝進出できるタイムとは!?日本人が決勝に残れる可能性はあるのかを予想します!
気になる陸上男子100mの決勝の速報は、競技終了次第追記していきますので、最後までお楽しみに!
それでは今回の記事を見ていきましょう!
東京オリンピック陸上男子100mの決勝時間や場所は?
- 決勝日:2020年8月2日(日)
- 決勝時間:未定(※発表され次第、記事へ追記する)
- 会場:オリンピックスタジアム
(※2019年9月の段階で決勝時間の発表されていません。発表され次第、記事への追記をします。)
〈会場マップ〉最寄駅:JRの場合は信濃町駅、地下鉄の場合は国立競技場駅(大江戸線)
過去のオリンピック陸上男子100mの決勝進出タイムは?
オリンピックの陸上男子100mの決勝に残るためには、基準が定められています。
過去のオリンピック2大会(リオ・ロンドン)は以下の基準でした。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/2016年リオデジャネイロオリンピックの陸上競技・男子100m
https://ja.wikipedia.org/wiki/2012年ロンドンオリンピックの陸上競技・男子100m
この通過基準について説明します。
準決勝3組中から、各組の上位2名は必ず決勝へ進むことができます。ただし、決勝は8名で行われるので、プラス2名を選ばなければなりません。この2名というのは、各組の上位2名(合計6名)を除いた全体でのタイムが速い上位2名の選手となります。この2名を追加し、合計で8名を選ぶことになります。
続いて、北京オリンピックでは以下の基準が定められていました。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/2008年北京オリンピックの陸上競技・男子100m
この通過基準については、準決勝2組の各組から上位4名が決勝進出できるということです。
では、過去のオリンピック3大会(2016年リオ・2012年ロンドン・2008年北京)の陸上男子100mの決勝進出タイムを見てみましょう。まずは、前大会のリオオリンピックから見ていきましょう!
(※準決勝でのタイムが良かった順に記載してあります。)
2016年 リオオリンピック
【リオオリンピック】男子100m決勝進出タイム | ||
選手 | 国籍 | 記録 |
ウサイン・ボルト | ジャマイカ | 9.86 |
アンドレ・デグラッセ | カナダ | 9.92 |
ジャスティン・ガトリン | アメリカ合衆国 | 9.94 |
ジミー・ビコ | フランス | 9.95 |
ベン=ユフス・メイテ | コートジボワール | 9.97 |
アカニ・シンビネ | 南アフリカ | 9.98 |
トレイボン・ブロメル | アメリカ合衆国 | 10.01 |
ヨハン・ブレーク | ジャマイカ | 10.01 |
ウサイン・ボルト(ジャマイカ)選手が群を抜いてますね。他の選手を見ると、9秒9台が5名、10秒01が2名で、決勝に残れた最下位タイムは10秒02でした。確実に10秒を切って走ることが出来れば、決勝進出できたということが分かります。
続いて、2大会前のロンドンオリンピックを見ていきましょう!
2012年 ロンドンオリンピック
【ロンドンオリンピック】男子100m決勝進出タイム | ||
選手 | 国籍 | 記録 |
ジャスティン・ガトリン | アメリカ合衆国 | 9.82 |
ヨハン・ブレーク | ジャマイカ | 9.85 |
ウサイン・ボルト | ジャマイカ | 9.87 |
タイソン・ゲイ | アメリカ合衆国 | 9.9 |
チュランディ・マルティナ | オランダ | 9.91 |
アサファ・パウエル | ジャマイカ | 9.94 |
ライアン・ベリー | アメリカ合衆国 | 9.96 |
リチャード・トンプソン | トリニダード・トバゴ | 10.02 |
全体的にレベルの高いタイムとなっています。
現世界記録保持者のウサイン・ボルト選手は全体で3位のタイムで決勝へ進んでいます。9秒8台の選手が3名、9秒9台の選手が4名、決勝に残れた最下位タイムは10秒02でした。
決勝進出条件としては、確実に10秒が切れること、又は9秒9を切ることが出来れば決勝進出できたということが分かります。
最後に3大会前の北京オリンピックを見ていきましょう!
2008年 北京オリンピック
【北京オリンピック】男子100m決勝進出タイム | ||
選手 | 国籍 | 記録 |
ウサイン・ボルト | ジャマイカ | 9.85 |
アサファ・パウエル | ジャマイカ | 9.91 |
リチャード・トンプソン | トリニダード・トバゴ | 9.93 |
ウォルター・ディックス | アメリカ合衆国 | 9.94 |
チュランディ・マルティナ | オランダ領アンティル | 9.94 |
マルク・バーンズ | トリニダード・トバゴ | 9.97 |
マイケル・フレイター | ジャマイカ | 10.01 |
ダービス・パットン | アメリカ合衆国 | 10.03 |
ウサイン・ボルト選手を筆頭に9秒台の選手が6名、10秒台の選手が2名でした。9秒8台が1名、9秒9前半が4名、9秒9後半が1名、決勝に残れた最下位タイムは10秒03でした。
確実に9秒台で走ることが出来れば、オリンピックの陸上男子100m決勝に残れる可能性は高くなるということが分かりますね!
リオオリンピック陸上男子100mの決勝の結果は?
それでは、リオオリンピックの決勝の結果はどうだったかを見ていきましょう!
【リオオリンピック】男子100m決勝結果 | |||
順位 | 選手 | 国籍 | 記録 |
1 | ウサイン・ボルト | ジャマイカ | 9.81 |
2 | ジャスティン・ガトリン | アメリカ合衆国 | 9.89 |
3 | アンドレ・ドグラス | カナダ | 9.91 |
4 | ヨハン・ブレーク | ジャマイカ | 9.93 |
5 | アカニ・シンビネ | 南アフリカ | 9.94 |
6 | ベン=ユフス・メイテ | コートジボワール | 9.96 |
7 | ジミー・ビコ | フランス | 10.04 |
8 | トレイボン・ブロメル | アメリカ合衆国 | 10.06 |
ウサイン・ボルト選手が優勝でしたね。全体的に見ても、準決勝のタイムより少し速くなる、又は遅くなるという結果で、準決勝のタイムがほぼ決勝のタイムに近いということも分かります。
オリンピックの頂点に立つには9秒8台は必ず出ていることが条件ではないでしょうか。また、オリンピックという舞台で陸上男子100mの決勝に残って勝負するには、10秒を確実に切って走れることが最低条件になりそうです。
〈リオオリンピック陸上男子100m決勝動画〉
ウサイン・ボルト選手はスタートは出遅れたものの、後半にダイナミックな力ある走りでぐんぐん追い上げていきます。そして、ゴール時には胸に手を当ててフィニッシュ!北京・ロンドン・リオとオリンピック3大会を制覇する偉業を成し遂げました。本当に凄いですね。
また、スタートからゴールまでの10数秒の決着は、横一直線に並んでいてどの選手が何位なのかも電光掲示板での速報を見ないと分からない程です。
リオオリンピックの陸上男子100mは9秒81から10秒06の決着でした。東京オリンピックの決勝はどんな勝負になるのか、楽しみですね!
東京オリンピック陸上男子100m決勝に残れる日本人の予想
2019年9月の時点で100mを9秒台で走れる日本人選手は3名います。(カッコ内はタイムを出した年)
- サニブラウン・アブデル・ハキーム選手 9秒97(2019年)
- 桐生祥秀選手 9秒98 (2017年)
- 小池祐貴選手 9秒98(2019年)
2017年に日本人初の9秒台を出したのが桐生祥秀選手です。一人が10秒の壁を破ると、2019年に入ってからはサニブラウン選手、小池選手が続けて9秒台を出し始めました。
3選手に関しては、2020年の東京オリンピックの参加標準記録である10秒05を突破していますが、オリンピックの代表になるには日本陸上競技連盟から発表された選考競技会において競技成績を収めなくてはなりません。
東京オリンピックの選考会は2019年9月のドーハ世界陸上大会から始まり、オリンピック直前の2020年6月の日本選手権まで続きます。
予想としては、東京オリンピック選考競技会で安定して9秒台で走れる選手は東京オリンピックの陸上男子100m決勝に残れる可能性もありそうです!
(※選考競技会で代表選手が決まり次第お伝えしていきます!)
東京オリンピック陸上男子100m決勝【結果速報】
(※競技が終了次第、速報をお伝えします!)
まとめ
〈東京オリンピック陸上男子100m決勝の日程は以下の通り〉
- 決勝日:2020年8月2日(日)
- 決勝時間:未定(※発表され次第、記事へ追記する)
- 会場:オリンピックスタジアム
〈過去のオリンピック陸上男子100mの決勝進出タイム〉
- リオオリンピック
9秒86から10秒01が決勝に進出できたタイム - ロンドンオリンピック
9秒82から10秒02が決勝に進出できたタイム - 北京オリンピック
9秒85から10秒0が決勝に進出できたタイム
〈リオオリンピック陸上男子100mの決勝の結果〉
- 9秒81から10秒06が決勝時のタイムである
〈東京オリンピック陸上男子100m決勝に残れる日本人の予想〉
- 東京オリンピック選考競技会で安定して9秒台で走れる選手は、東京オリンピックの陸上男子100m決勝に残れる可能性もあると予想する(※選考競技会で代表選手が決まり次第追記する)
〈東京オリンピック陸上男子100m決勝【結果速報】〉
- (※競技が終了次第、速報を追記する)
いかがでしたか。
東京オリンピック陸上競技の花形種目である男子100m。誰が金メダルを手にするのでしょうか。また、過去大会の決勝進出タイムの結果を見てみると、オリンピックという舞台で確実に10秒を切って走れる選手は、決勝へ進出できる可能性が高くなることも分かりました。
日本人選手は誰がオリンピックへ出場するのか楽しみですね!選考競技会において、安定して9秒台で走ることができれば、日本人が100mで決勝に残れる可能性もあると予想しています。
2020年東京オリンピックの陸上男子100mの結果速報までをお楽しみください!
(※選考競技会での代表選手やオリンピックの結果が出次第追記していきます。)
コメント