台風から窓を守る方法「ダンボール 新聞紙 養生テープ」の貼り方は!?

季節の行事

台風が日本列島を直撃し、全国各地で被害が相次いでいます。どうか自分の住む地域が直撃しないことを願いますが、自然災害というのは人や場所を選ばず急にやってきます。

落ち着いたかと思えば、またすぐに次の台風が来て・・・。そんな台風が来る前にできることは何でしょうか?気づいたらすぐそこに台風が・・・。強風で窓ガラスが割れそうなくらいの風が吹くと分かっていたら、どのように台風対策をすれば良いのでしょうか。

備えあれば憂いなしですが、現実に直面しないと、人というのは不思議なことに動かないんですよね。そんな私もその一人です。

台風の強風から家の窓を守るための方法として「窓ガラスの内側に養生テープとダンボールを貼る」ことが良いよって聞いたけど、どうやってやれば良いのか分からない!その貼り方についてご紹介します!

「え?ダンボールがないよ!」という方は今回ダンボール以外の方法もご紹介していますので、見てみてください。災害から身を守るのは自分自身しかいません。一緒に台風対策をしましょう!

台風の風の影響ってどれぐらい?

気象庁から発表されている「風の強さと吹き方」です。ここでは、風の強さに対する乗り物の速さの目安や、突風による災害の様子が記されています。

台風の風の強さはどれくらいなのかを見てみましょう!

引用元:気象庁

2019年10月の台風情報を元に見ていきます。
台風の中心付近の(1)最大風速が50m/sで、(2)最大瞬間風速が70m/s です。これはどれくらいの影響があるのかを先ほどの気象庁から出ている表と照らし合わせてみます。

(1)最大風速が50m/sということは、平均風速が30~40m/sであると仮定します。

  • 時速110~140km/hの特急列車並みの強烈な風
  • 看板や道路標識が傾く、木々の枝が折れて飛んで来る
  • 走行中のトラックが横転する
  • 固定不十分な屋根が剥がれたりする。

 

(2)最大瞬間風速が70m/sということは、平均風速が40m/s以上であると仮定します。

  • 時速140km/h以上の特急列車並みの強烈な風
  • ブロック壁で倒壊するものがある
  • 多くの樹木が倒れ、電柱が街灯が倒れるものがある
  • 走行中のトラックが横転する
  • 家が倒壊するなど、鉄鋼構造物の建物でも変形する危険がある

とんでもない威力のある台風であることが分かります。そして、台風の風の影響の大きさがこんなにも威力があったことにびっくりします。

より詳しく知りたい方は、気象庁が提供している「リーフレット「雨と風(雨と風の階級表)」でご確認ください。

風の強さが分かった次は、台風から家の窓を守る方法について見ていきましょう!

台風対策1.「ダンボールを窓ガラスに貼る方法」

雨戸やシャッターのないご家庭での台風対策です。家の窓ガラスが割れるのを防ぐために、養生テープとダンボールを窓の内側に貼ります。もし万が一、台風の突風で窓ガラスが割れても飛散しないように工夫されています。
ダンボールが家にない場合は、ホームセンターでもダンボールやダンボールシートというのが売られているようなので、それを利用することもできます。

 

ダンボールを窓ガラスに貼る方法は以下の手順でおこないます。

  1. 養生テープを「米」の字になるように、「縦、横、右斜め、左斜め」に貼る。
  2. 窓ガラスの大きさにカットしたダンボールを窓の内側から貼る。

 

最初に窓ガラスに養生テープ(なければガムテープ)を貼るのは、万が一、ガラスが割れた時に飛散することを防止してくれるためです。そして、ガラスが割れにくくする役割もありますので、養生テープから貼るようにしてください。

※紙テープは窓ガラスに貼り付いてしまい剥がすときに苦労するという声も聞きます。ガムテープも粘着が強く、窓ガラスから剥がす時は苦労するそうです。できれば養生テープ、なければガムテープの順で貼ってください。

台風が接近してからホームセンターで養生テープを探しても売り切れていますので、備えあれば憂いなしですので、事前の準備をお勧めします。昨年は、縦2m、横1m位の窓ガラス1枚に対して、養生テープを1本使い切ってしまいました。大きな窓ガラスであれば、養生テープを1本以上は使ってしまいますので、ご自宅のガラス数だけ養生テープは必要になると思います。


ダンボールが家にない!目の前には強烈な台風が!という場合、家にある「新聞紙」でも窓ガラスを守ってくれます。

台風対策2.「新聞紙を窓ガラスに貼る方法」

「雨戸もダンボールも家にない!でも朝刊の新聞紙はあった! 」
そんな方は、養生テープと新聞紙を窓ガラスに貼って、窓ガラスの補強と万が一突風などによってガラスが割れてしまった場合の飛散防止をします。

窓ガラスの大きさが縦:165cm、横:80cmに対して必要な養生テープの長さ、新聞紙の枚数を計算してくれています。

 

【窓ガラスの大きさが縦:165cm、横:80cmの場合】

  • 養生テープ(25mものを使用):窓ガラス2枚分
  • 新聞紙(日経新聞を使用):見開きページ3枚分で窓ガラス2枚分

 

新聞紙を窓ガラスに貼る方法はダンボール同様、以下の手順でおこないます。

  1. 養生テープを「米」の字になるように、「縦、横、右斜め、左斜め」に貼る。
  2. 窓ガラスの大きさにカットしたダンボールを窓の内側から貼る。

 

ダンボールの方が窓ガラスを守るには強固なため、新聞紙しかない!という場合はこの方法を試されることをお勧めします。

台風対策3.「養生テープを窓ガラスに貼る方法」

ダンボールも新聞紙もない!でも何とか台風対策をしておきたい!という方は養生テープだけでも窓ガラスに貼ってください。

養生テープを「クモの巣」にすることにより、ガラスの補強とガラスの飛散防止にもなります。ホームセンターで養生テープが在庫切れという場合は、ガムテープでも代用できます。でも、ガムテープは剥がしにくくなるので注意が必要です。


※紙テープは剥がすときにガラスにくっつく恐れがありますので、お勧めしません。

貼り方は、ダンボール、新聞紙を貼った時と同様に「米」の文字を書くだけです。

自然災害から身を守るのは自分自身

小笠原諸島は既に台風19号の影響を受けています。台風の中心から外れているものの、風の強さは人を簡単に吹き飛ばしてしまうようなものでありそうです。
どのルートで日本列島を横断していくのかは分かりませんが、この台風も各地に大きな被害を及ぼしそうです。

被害を受ける前に、自分自身を守る方法として今回ご紹介したのが以下の3つです。

  1. 「養生テープとダンボールを窓ガラスに貼る方法」
  2. 「養生テープと新聞紙を窓ガラスに貼る方法」
  3. 「養生テープを窓ガラスに貼る方法」

自分の身は自分で守ることが防災でもあり、減災でもあります。自然災害は人も環境も選ぶことができないからこそ、今やれることをやっていくこと大切だな、と思います。

それにしても凄まじい威力の台風19号!どうか大きな被害が出ないことを願うばかりです。

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