みなさん、こんにちはイチゴです。
令和元年5月25日(土)に、第3回横須賀・三浦100km・63kmみちくさウルトラマラソン大会に出場し、63kmを完走することができました。
今回は、ゆっくりゴールまでを楽しむことを目標に取り組み、エイドステーションに並ぶ食べ物、そして完走後のこともたくさん記録に残しました。
- この横須賀・三浦みちくさウルトラマラソンを走ってみたい!
- どんな食べ物が並ぶの?
- どんなコース?起伏はあるの?
- 完走したら何かもらえるの?
と興味があり、実は走ってみたいなと密かに思っているそこのあなた!

色々気になるかと思いますので、写真をたくさん用意しました。
この大会の特徴が分かるようにご紹介していきます。
それでは、一緒に見て行きましょう♩
参加別の特徴と63kmの大会詳細はこれ!
この大会は第3回大会ということもあり新しい大会です。そのため、ここはこうした方が良くなる、というランナーの反省もしっかりと反映されてて、毎年改善されながら大会が開催されています。
昨年も出場しましたが、昨年のコースでは距離の帳尻合わせをするために、「ここ、走るの?」というルートがありました。同じところを行ったり来たりしたわけです。精神的にやられてしまいましたがランナーからの反省点が活かされてて、シンプルで精神的にも走りやすいコースへと改善されていました。

ランナー目線で考えてくれる大会はとても嬉しい!
お陰様で、最後まで気持ち良く走れたよ。
そんな大会の中身を知っていただくために、種目別の特徴やコース図、エイド情報の詳細をお伝えします。
私が出場したのは63kmAの部です。この大会は、100kmの部、63kmAの部、63kmBの部があります。まずはそれぞれの違いを見てみましょう。
100km、63kmA、Bの違い
その違いは以下の通りです。
種目 | スタート時間 | 定員 | 参加料金 | 制限時間 |
100km | 5時 | 300人 | 17,000円 | 14時間 |
63kmA | 7時 | 350人 | 12,500円 | 12時間 |
63kmB | 8時 | 350人 | 12,500円 | 11時間 |
大きな違いは、スタート時間と制限時間が異なります。距離が伸びる100kmの部は、伸びた分だけエイドも増えますし、参加料金は高くなりますね。この中で人気なのは、63kmAの部です。見ての通り、距離に対する制限時間が長くあるため、エントリー開始からは一番最初に定員に達してしまう種目です。
さて次に、何人走って何人ゴールしたのかも気になりますよね。
今年の気になる完走率はこちら!
種目 | 出走数 | 完走者数 | 完走率 |
100km | 288 | 91 | 31.60% |
63kmA | 452 | 395 | 87.39% |
63kmB | 540 | 474 | 87.78% |
3種目合計 | 1280 | 960 | 75.00% |
63kmAとBの完走率は90%近くありましたが、100Kmの部の完走率31.6%というのは・・・。驚きますね。
実はこの大会は、競技性がありません。そのため、普段マラソン大会で行われている交通規制もなく、信号があれば信号で止まる、そんな大会です。ですので、100kmの部は距離が長い分、信号で止まることも多くなりますし、一部山を走るコースもあるので63kmよりも厳しくなる訳です。
ノンストップで走れる大会ではありません。
ゆっくり、ゆるゆると、楽しく交通マナーを守って走りましょう!
これが大丈夫だよ、という人はこの大会はオススメです。
続いては、コース地図について見ていきましょう。
63kmのコースはこれ!
スタートは、横須賀市にある汐入駅から徒歩5分の「ウ”ェルニー公園」です。そこから、三浦市にある「ソレイユの丘」を目指して走ります。

スタートとゴールが違うという訳ね。
荷物預けはどうしたらいいの?

荷物はどうすればいいのか疑問だよね。
荷物はスタート会場で預けるよ。預けた荷物はトラックがゴールまで運んでくれる。ゴールしたら会場で受け取れるから安心だよ。
三浦半島をぐるっと半周近く走ります。三浦半島は常に起伏があるコースで、平坦な道があまりありません。常に坂道を登るか、下るかのアップダウンが続きます。

平坦なコースがあまりないのね。
実際のコースの起伏が知りたいな!何か情報はある?

うん、あるよ。
63kmの部のコースの高低差の図を載せるね。
常に小刻みにアップダウンがあるのが分かります。平坦な道がほとんどなく、小刻みなアップダウンが続きます。縦軸が標高になり、最高標高は80mを超え、最低標高は5m前後。最大標高差は75m前後になります。標高差はさほどないコースですが、小刻みなアップダウンが続くので、足への疲労が蓄積されていきます。
完走へのカギは、どこから力を入れて走るか頑張りどころを決めて、余力を残しながら継続して走ることが大切です。
コース図が理解できたところで、続いては食べ物情報エイドステーションにはどんなものが並ぶのか、を見ていきましょう。
食べ物、飲み物のあるエイドステーションに並んだものはこれ!
エイドステーションでは、その土地の特産物が出たり、ランナーにとっての楽しみの一つでもあります。
スタートからゴールまで、ずら〜っと並びますね。63kmは13箇所、100kmは18箇所あります。
63kmは約5km前後に一つある、という計算です。
私は、ゴールを含まない12箇所のエイドステーションに立ち寄りました。暑さと疲れのあまり、写真が撮れなかった場所もありましたが、実際にエイドステーションにどんなものが並んであったのか見てみましょう。
①馬堀(市民プールエイド)5.8km
ここでは、飲み物の他に、スープやゼリーがあり、どちらもいただきました。スープはカレースープです。さすが横須賀名物のカレーが出てきましたね。
②観音崎エイド 9.7km
左手には太平洋が見えます。
ここでは、熱中症予防になんと!OS-1のゼリーがもらえます。他には、刺身こんにゃくもありましたのでいただきました。
かぶり水もありましたよ。太ももと首に水をかけ、屈伸運動をしたら、次のエイドへ出発です。
③燈明堂エイド 17.0km
ここには自家製レモネードや、レモネードゼリーがありました。暑い日のレモンは最高ですね!2〜3杯お代わりをしていただき次のエイドへと出発です。
④神明公園エイド 21.4km
このエイドから、コカ・コーラが現れました。暑い日に走ると無性に飲みたくなりませんか?
食べ物はずらりと並んでいて、果物や鴨肉までもありました。さっぱりしたものが食べたくて、りんごとオレンジ、レモンをいただくことに。もちろんかぶり水・屈伸運動もして、次のエイドへ出発しました。
⑤野比海岸エイド 26.0km
ここでは、横須賀名物の海軍カレーパンが置かれていました。
炭水化物が出るのはこのエイドからです。お腹はペコペコだったので、2〜3切れいただきました。
子どもたちがかぶり水をしてくれます。嬉しいですね。トイレもこのエイドの近くにありましたので、済ませたところで、次のエイドへ向けて出発です。
⑥ミコノスリゾート・三浦エイド 28.7km
走る前から楽しみにしていた、TKGこと卵かけご飯です!お醤油を少しかけて、ザクザクちゅるっと、あっという間に完食です。
ここでもかぶり水・屈伸運動をしたところで、次のエイドへ向けて出発!
⑦剱崎エイド 37.3km
ミコノスリゾート・三浦エイドからこの剱崎エイドまでの距離が約9km近く空きます。そのため、水分を欲する場面もたくさんありました。OS-1のゼリーパックに水分を入れて走りましたので、なんとかこのエイドまで持った、というのが正直なところです。
ここでは、塩、漬物、杏仁豆腐、豆腐などがあり、暑かったので塩を口に含み、水と一緒に頂きました。塩分補給をするのは、熱中症予防にも繋がります。
かぶり水・屈伸ストレッチをしたら次のエイドへ出発です!
⑧宮川公園エイド 43.1km
※暑さにやられてしまい、楽しみにしていたカレーうどんをいただけませんでした。
ここでは、水分補給をして、かぶり水・屈伸運動をして次のエイドに向かいました。この辺りから、前半快調に飛ばして走ってきた疲れが顕著に現れました。
⑨城ヶ島エイド46.6km
橋を渡りたどり着いたのは城ヶ島。暑さもピークの時間帯です。思うように食べ物が食べれません。前半で食べ物は結構食べてこれたので、無理に食べないことに。ここではお茶だけを頂きました。
近くにはかぶり水があります。しっかり足を冷やして次のエイドへ出発です!
⑩三崎港エイド 50.4km
足も動かなくなってきた頃です。とにかく体が暑さにやられてました。
起伏があるコースは、カロリー消費しますのでお腹が空きます。ここでは、赤飯や梅干し、あんこ玉などがずらりと並んでいます。
食べられるか不安でしたが、とりあえずあんこ玉を一口食べてみることに。お腹がだいぶ空いてたようで、お腹が満たされるまでたくさん食べました。これでゴールまではお腹を空かせることなく走れそうです。
ここでは、暑さに負けてしまいます。思うように体も心も動かず、いつも通りにやれることができなくなってしまいます。いつもは丁寧にかぶり水をて足首にかけるのですが、疲れのあまり適当にちょろっと足にかける程度で出発してしまうことになりました。
そこからが、地獄の6kmが続きます。
足の疲労が全く抜けず、足が棒のようになって動かなくなってしまったのです。その時、かぶり水をきちんと行わなかったことがアダになって返ってきたと思いました。
⑪引橋エイド 56.8km
このエイドまで、なんと徒歩で来ることになってしまいました。
暑さと、前半快調に飛ばしすぎたことが原因で、足がけだるくなってしまい全く動きません。精神的にもとても辛かった頃です。
このエイドでは真っ先に、かぶり水を丁寧に太ももにかけて、水をすり込ませました。そして、屈伸運動も念入りに行ったところ・・・

足が軽くなって動く!!(涙)
体が元気になったところで、トコロテンと冷えたりんごをいただくことに。
妙な血液ケーキは食べれませんでした。(笑)
そして、いよいよ次はゴールです!
⑫ソレイユの丘 63km(ゴール地点)
引橋エイドから6.2km。体も足も回復して、最後まで走り切れました!

エイドの写真があって、どんなものが出たのか分かりやすかったよ。
食べれる時には積極的に食べることも大切なんだね。

そうだよ。
坂道のあるコースだと意外と体力が消耗してしまうから、食べながら走ることは大切なんだ。
とてもユニーク!と話題の完走証はこちら!
ランナーの心情に沿った言葉をかけてくれます。
“無責任な噂を聞いて、軽い気持ちでエントリーしませんでしたか?いかがでしたか?たっぷり苦しめたでしょう?イヒヒヒ・・・!”
こんなコメントがあります。走り終えた後読むと、思わず笑ってしまいますよ。
完走者には完走証と完走メダルがその場でもらえ、後日にゴール写真が印刷された記録証も郵送されてきます。
文章から伝わる運営側の思いや、写真付きの記録証までももらえる大会は少ないものです。手作りたっぷりの大会運営がとてもよく伝わってきます。
ゴール後は近くにある温浴施設へ
走り終えたあとは、汗と涙でびっしょり!スッキリして帰りたいものです。この大会は、ゴール地点のソレイユの丘にある温浴施設“海と夕日の湯”が近くにあります。
ゴールから徒歩3分と移動時間も短く便利な場所です。
ガチコチになった足で向かうこと数分。足を引きづった走り終えたランナーがたくさんいます。走り終えたランナーから順に入浴しにくるということです。
ただ、この入浴施設は一般のお客様もいますので、お互いにゆずり合いながら利用する気持ちも大切です。

ランナーと一般客が一緒になるって訳ね。疲れていても、マナーよく入浴することが大事ね。
また、利用料金はランナーであれば受付時にゼッケンを見せることで“ゼッケン割引”がきいて、650円のところ500円で入浴できます。

ゼッケン割引は嬉しいサービスでした。
みんなで気持ちよく入浴できるように、疲れていてもマナー良くを心がけたよ。
女性よりも男性のランナーの方がたくさん出場していますので、入浴時も混んでいました。男性は長蛇の列に並んで入浴する姿がありました。
まとめ
- 種目別にスタート時間、制限時間、エントリー料金が違う。
- 今年の完走率は63kmの部は90%近く、100kmの部は30%台
- 63kmのコースは常にアップダウンのあるコース
完走へのカギは、どこから力を入れて走るか頑張りどころを決めて、余力を残しながら継続して走ること - 63kmの部のエイドステーションは13箇所!
ご飯、パン、果物、ゼリー、スープなどたくさんあります - 完走証はユニークさ満点!完走メダルも付いてくる
後日、写真付き記録証が郵送されてくる - ゴール後は温浴施設“海と夕日の湯”へ
ランナーならゼッケン割引で500円で入浴ができる
いかがでしたか。
第3回横須賀・三浦63kmみちくさウルトラマラソンの詳細を知っていただけたでしょうか。
コースやエイドステーション情報をメインにお伝えしましたが、特徴を掴んで走ることで見通しがもてますね。どこが頑張りどころなのかを把握した上で走ることは、完走することにつながります。
また、たくさんの食べ物がエイドステーションに並び、お腹を空かせることなくゴールまでたどり着くことのできる大会です。特に、横須賀名物の海軍カレーパン、TKGこと卵かけご飯は後半の原動力にもなる貴重な炭水化物です。美味しいですし、オススメですよ。
完走したら、ユニークな完走賞と完走メダルがもらえます。このユニークな言葉の書いた完走賞を読むと、疲れも吹き飛びますよ。そして後日にはゴール時の写真付き記録賞が届くんです!楽しみですね。
痛い足を引きづりながら向かった先に、体を流せる温浴施設があるのはとても嬉しいこと!ただ、男性は並ぶ覚悟で行ってください。そして、ランナーならではのゼッケン割引もありますので、500円を片手に行けるのは嬉しいサービス。
来年は、完走率の低かった100kmの部の改善がされそうですね。63kmの部はとても良いコースでしたので、来年の開催も楽しみです!
それでは、次回のマラソン旅行記も楽しみにしていてください♩
イチゴ
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