ドラマ「私たちはどうかしている」のクライマックスはどうなるのか気になるところですね。このドラマの見どころは、以下の点であるのではないでしょうか。
- 「私たちはどうかしている」の意味って?
- 樹を殺した犯人は誰?真相は何?
- 七桜と椿の運命はどうなるの!?
謎に包まれたままの高月樹の死。犯人扱いされた七桜の母・大倉百合子が本当に犯人なのでしょうか?他に犯人がいるのでは!?と思わされるに違いなさそうな展開を見せるドラマになりそうです。本当の犯人の名前とは誰なのか。また、最も気になる犯人の真相とは一体何なのか、なぜ樹が死んでしまったのか。
謎の多いドラマだけに、真相を追求したくなりますね。個人的考察を交えながら、ドラマの肝となる犯人は誰なのかを予想していきます。一部ネタバレも含まれていることをご了承の上お読みください。
椿の父・高月樹が何者かに殺される!?
15年前、光月庵の若旦那・高月樹(椿の父)が何者かに殺されてしまいます。その犯人として逮捕されたのが七桜の母・大倉百合子でした。この逮捕を裏付ける証言が椿にあったというのです。
椿「さくら(七桜のこと)のお母さんが、お父さんの部屋から出てきた。」
これだけ聞くと、百合子が樹を殺害したかのようなシチュエーションを連想させられますが、幼い頃の椿の拙い言葉であり、このまま受け取るにはどこか足るに足らないものがあるように思います。
実はこの椿の証言の真実は、違ったことが発覚するのです。
逮捕されるのは七桜の母・百合子であるが・・・
椿の「さくら(七桜のこと)のお母さんが、お父さんの部屋から出てきた。」
七桜の母の逮捕を結果、決定づけてしまう一言になった椿のこの言葉。実はこの言葉をあたかも百合子が犯人であるかのように都合よく解釈させた人物がいます。それが女将(椿の母・高月今日子)でした。
女将・今日子「椿さん、本当にあの人(七桜の母・百合子)が部屋にいるのを見たのね。二人はもめていたんでしょう。見たのよね。そうよね。」
幼い椿にとってこの母・今日子からの言葉は、実に理不尽でありながらも何も言い返すことのできなかったのだと思います。これに仕方ないように、母の言われるがままに椿は「う・・・うん。」と返事をしてしまうのです。
実は複雑な相関図がそこに
ドラマ「私たちはどうかしている」の相関図ですが、公式HPからは以下のように発表されています。まずは、七桜と椿の父母の相関図から見ていきましょう。
※複雑な関係から、ネタバレも出てきますので、見たくない方は相関図は飛ばして読んでください。

引用元:https://www.ntv.co.jp/watadou/chart/
和菓子老舗店の高月家は、若旦那が高月樹で女将が高月今日子。その息子が高月椿となっています。
和菓子職人であった七桜の母は花岡百合子。ここで不思議なことになぜか父親の存在は記載されていないところがこのドラマのミソでありそうです。その娘が、花岡七桜なのです。
どうやらここには何か複雑な関係があると予想できそうですね。
ある日、光月庵の大旦那である高月宗寿郎は次世代の光月庵を継ぐであろう椿に向けて、「椿は光月庵を継げん。私の本当の孫じゃないからな。」と発言するのです。
その裏に隠されているのは、宗寿郎が椿の母・今日子の不貞を疑っていたからだと言うのです。その相手とは一体!?そして椿の親は誰だと言うのでしょうか?
もう一人、実は重要人物がいます。その人物というのが、百合子の知人でもある喜多川薫。

引用元:https://www.ntv.co.jp/watadou/chart/
多喜川薫は七桜の後援者でもあり、百合子とも知り合いという関係にありますが・・・。この喜多川薫の父が実は椿の実の父に当たる人物なのです。
え・・・?
椿と薫は実は血の繋がりがある!?ということに驚きを隠せません。大旦那・宗寿郎の「椿は光月庵を継げん。私の本当の孫じゃないからな。」この言葉が裏付けられることとなるのです。
樹が抱いた女は一人!?
では、樹には血の繋がった子どもはいたのでしょうか?
答えは明白で、実は「いました。」
樹は、百合子と同級生で恋人同士だったのです。そして、樹が抱いた女は実は百合子たった一人だったのです。それなのに何故、女将・今日子との結婚を強いられたのでしょうか!?
結婚の承諾権を握っていたのは、大旦那・宗寿郎でした。高月家の風習である「結婚は親が決める」ということ、百合子という顔も名前も知らない人物に、老舗店・高月庵を任せることはできないという理由で、二人の結婚は認められなかったのです。
好きなのに、結婚できない・・・。なんとも複雑な関係で、可哀想に思えて仕方がありませんね。これではどこかで気持ちがグレてしまいそう。。
そして、選ばれたのが名実ともに名の通る加賀御三家・鳳家の令嬢で、大旦那に見初められた高月今日子だったのです。認められない結婚をした先に待っていた真実は・・・複雑な関係になってしまっています。
樹が抱いた女は百合子。ということは、実は七桜の実の父が、高月樹だというのです。
それはドラマの途中で七桜があるものを発見することで自分の父が樹であることが発覚してしまいます。
「私たちはどうかしている」は誰のこと!?
ドラマ「私たちはどうかしている」というタイトルと、初回あらすじから読み取れるのは、あたかも椿が七桜に憎悪の念を持っているという気持ちだけがピックアップされそうですが、実はその気持ちがこのドラマの鍵ではなさそうに思います。
個人的考察になってしまいますが、「どうかしている」のは、七桜と椿を囲んだ両親の不貞関係にありそうです。そこには認められなかった真実の愛が泥沼化した先に待ち受けていた悲劇・・・ではないでしょうか。
「私たちはどうかしている」は原作も併せて読み進めながらドラマの解明を楽しむのも良さそうです。
犯人の真相とは一体何だったのか?その謎とは?
さて、このドラマの犯人とは一体誰で、なぜ樹が死ななければならなかったのか、その真相が時間をかけて解明されていきそうです。
- 犯人は樹を嫌う人物?一体誰?
- 樹と百合子の不貞関係を知った人物は!?
このあたりが、犯人を暴くための材料となりそうです。
きっと、ドラマの人物像から、意地悪役を演じる「高月今日子」が犯人に仕立てられそうですが、私は今日子だけが犯人ではないと予想しています。
椿の「さくら(七桜のこと)のお母さんが、お父さんの部屋から出てきた。」この発言をあたかも百合子が樹を殺害後出てきた、と発言したかのように見せかけたのは間違いありません。これは樹が百合子に気持ちがあることが分かっている今日子の嫉妬心が裏目に出ているように読み取れます。今日子にとって百合子は邪魔な人物であったに違いなさそうです。何てったって・・・樹は一度も今日子を抱いてないというのですから・・・。
そんな嫉妬心から、今日子もまた喜多川薫の父と不貞関係にあり、妊娠をしてしまいます。生まれた息子は高月椿ですが、果たして今日子と薫の父との関係に「愛」はあったのか、ここが今日子が犯人なのかどうかに関わってくるのではないか、と思えます。
あくまでも個人的予想ですが、犯人は「喜多川薫の父」であり、その真相は「お前たちどうにかしている」ということを知らしめたかったのではないでしょうか。
ではなぜ、樹は殺されてしまったのか・・・!?
喜多川は今日子を愛していて、息子である椿が誕生するも、実は今日子は樹との子どもを望んでいたことを知ってしまった。
うーん。どうでしょう。まだ浅読み状態ですので、ドラマの進展する中で情報を書き加えていきたいと思います。安藤なつみさん著書の原作ドラマ「私たちはどうかしている」。放送開始前からのワクワクとスリルある話の展開が予想されるだけに、2020年夏最も注目されるドラマになりそうです!
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